A VAT Refund Italy Guide

イタリアのVAT還付を受ける方法

イタリア以外の国で事業登録がある企業であれば、イタリア国内で発生した費用に対し、VAT還付申請を行うことができます。
以下は、イタリアにおけるVAT還付対象項目の種類、VAT税率、申請締切日、還付申請期間を記載した、VAT還付申請の詳細情報です。
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EU加盟国のVAT登録事業者は、EU VAT指令に基づき、イタリアでのビジネス費用に課税されたVATを還付するこができます。

NON-EU

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EU加盟国外のVAT登録事業者は、EU第13号指令に基づき、イタリアでのビジネス費用に課税されたVATを還付するこができます。

イタリアにおけるVAT:概要

イタリアの付加価値税(VAT)は、imposta sul valore agguiunto (IVA)と呼ばれており、1973年、標準税率12%でスタートしました。長年にわたり、イタリアのVAT率レートは安定して上昇しており、直近では2013年に現在の標準税率22%に引き上げられました。

他のEU加盟国とは異なり、イタリアは経済的困難な時期にVAT税率を引き下げることにややためらいがありました。しかし、2010年と2012年には若干の引き下げが行われ、COVID-19の大流行時には若干の緩和が行われました。とはいえ、イタリアは最も高いVAT標準税率を持つ国の一つです。

イタリアにおける現在のVATレート

イタリアのVATレートは以下の通りです。

  • Standard VAT Rate (22%)―大半の商品とサービスはこの標準税率に該当します。

  • Reduced VAT Rate (10%)― 家庭用ガス、水道、電気、建物の改築、医療、レストランやホテル、文化イベントの入場料などが含まれます。

  • Further Reduced VAT Rate (5%)― 各種食料品や社会サービスには5%の税率が適用されます。

  • Super Reduced VAT Rate (4%)― 一部の食品、飲料、農産物にはこの軽減税率が適用されます。書籍、新聞、定期刊行物、テレビライセンス、障がい者用医療機器にも適用されます。

さらに、一部の国内および国際輸送には、VATゼロレートが適用されます。

 

イタリアでのVAT申告方法

イタリアでのVATの支払いは、tax form F24を用いて、すべてオンラインで提出する必要があります。 イタリアのVAT番号をお持ちの場合、以下の2つの支払いスケジュールを選択することができます。

  • 月次―多くの場合、月次でのVAT申告が基本です。提出期限は毎月16日です。
  • 四半期―収益が一定の基準(自営業またはサービス業の場合は40万ユーロ、その他の事業の場合は70万ユーロ)を下回る場合、四半期ごとに申告することができます。ただし、四半期ごとに提出する場合、1%の利子が発生します。提出期限は、最初の3四半期は四半期の翌々月の16日、最後の四半期は翌年の3月16日です。

VAT の払い戻しを受けることができる場合、イタリアでは比較的簡単に請求することができます。EU加盟国に居住している場合、VAT還付請求書を自国の税務当局に提出することができます。EU圏外に居住している場合は、VAT79フォームのコピーを郵送することになります。

イタリアのVATコンプライアンス

イタリアのVATコンプライアンスを遵守し、VAT還付を申請するためには、適切な記録の保持が必要です。企業は、発行したインボイス、購入品、非居住者からの自己発行のインボイスの記録を保持しなければなりません。各インボイスには、以下の情報が含まれている必要があります。

  • インボイス番号(連番)
  • 登録されているVAT番号
  • 課税対象額
  • The amount of VAT
  • 発行日
  • 顧客データ

さらに、コンプライアンスを維持するためには、商品やサービスの提供ごとに電子インボイスを発行し、承認された外国為替レートを使用し、すべての書類を期限内に提出する必要があります。

VAT税率、還付、コンプライアンスに関するご質問やご不明点がございましたら、いつでもVAT ITにご連絡ください。

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Sources: 

Organisation for Economic Cooperation and Development. Consumption Tax Trends – Italy. https://www.oecd.org/tax/consumption/consumption-tax-trends-italy.pdf

Agenzia Entrate. General VAT rules and rates. https://www.agenziaentrate.gov.it/portale/web/english/general-vat-rules-and-rates 

Agenzia Entrate. Paying VAT. https://www.agenziaentrate.gov.it/portale/web/english/paying-vat

イタリアと互恵協定が結ばれている国

すべてのEU加盟国、イスラエル、ノルウェー、スイス

VAT還付申請における互恵主義の詳しい説明はこちらをご覧ください。

イタリアでの還付請求可能項目

エンターテインメント&ホスピタリティ

play 001|VAT IT|イタリアVAT還付

エンターテイメント

0%
ベッド001|VAT IT|イタリアVAT還付

ホテルと宿泊施設

10%
特例のみ
eat 001|VAT IT|イタリアVAT還付

レストラン

22%

イベント

マイク001|VAT IT|イタリアVAT還付

国際会議・展示会・イベントなど

22%
コンベンション001|VAT IT|イタリアVAT還付

トレーニング、セミナー

22%

その他経費

グッズ001|VAT IT|イタリアVAT還付

物品の移動

22%
会社案内001|VAT IT|イタリアVAT還付

企業間取引

22%
chair 001|VAT IT|イタリアVAT還付

事務所経費

22%
megaphone 001|VAT IT|イタリアVAT還付

マーケティングコスト

22%
docs 001|VAT IT|イタリアVAT還付

プロフェッショナルサービス、APインボイス

22%

出張関連経費

カー001|VAT IT|イタリアVAT還付

レンタカー

22%
fuel 001|VAT IT|イタリアVAT還付

ガソリン

0%
鉄道001|VAT IT|イタリアVAT還付

公共交通機関

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| VAT IT|VATリファンド・イタリアガイド

タクシー

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Additional Information

イタリアへのVAT還付請求はどのくらい遡って請求できますか?
前年の1月から12月まで
イタリアへのVAT還付申請締切はいつですか?
翌年6月30日
イタリアからVATの還付を受けるには、どれくらいの期間がかかりますか?
申請内容や、税務当局の状況にもよりますが、12カ月ほどかかります。

イタリアでのVAT還付を検討中ですか?

VAT ITにお任せください。20年以上にわたり、企業の海外VAT還付をサポートしてきた当社には、お客様の還付申請を迅速に処理する知識と技術があり、税務当局からの不測の問い合わせにも対応します。

申請には期限があります。詳しいVATガイドについてお気軽にお問い合わせください。

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